長田の商店街、佐用町で炊き出しへ
長田の商店街、佐用町で炊き出しへ 商店主ら出発
神戸市長田区二葉町、「西神戸センター街」の商店主らが12日、豪雨被害を受けた佐用商店街に、ケミカルシューズや長田にある食品会社のカレー、衣類などを届ける。両商店街は6年前から交流を続けており、支援物資を積んだ2台の車は、正午すぎに出発した。
佐用商店街と西神戸センター街は2003年、草野球と地元名物料理の食べ比べ対決を実施。それ以来、互いのイベントに出店するなどしてきた。
支援物資は同センター街の21店舗が準備。日本ケミカルシューズ工業組合(長田区)が提供する靴90足や、商店主らが持ち寄ったズボンやポロシャツ、水やタオルなどを持っていく。現地では、カレー200食の炊き出しを行う。
同センター街親交会の田中豪人会長(64)は、佐用町の被害を知って、同町の知人に電話を掛けると「むちゃくちゃや」と嘆く声が返ってきたという。田中さんは「阪神・淡路大震災の時、各地から支援物資が届き、助けてもらった。困ったときはお互いさま。できることをしたい」と話している。
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