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高知県出身。楽々亭嬉々編集長

救助員マヌエル・ゴンサレス氏が一番えらい

2010年10月14日

深さ700メートルの地下から縦穴を使って作業員を引き上げる――。チリのサンホセ鉱山で繰り広げられている救出劇は、史上例を見ないような人命救助作戦だ。夜を徹しての作業を担う救出専門家や看護師のチームは慎重に作業を進めながら、静かに興奮を味わっている。

 引き上げは13日午前(日本時間13日夜)までほぼ40~50分に1人のペースで順調に進んでおり、同じペースで進めば、14日午前0時(日本時間同日正午)までに最後の一人が地上に出る可能性が高まっている。救出作業は33人全員を引き上げるまで休みなしで続けられる。救助カプセルを動かす作業に携わるのは、チリ銅公社(CODELCO)の救出専門家や軍の看護師など総勢約30人。12時間交代のシフトを組んで作業に当たっている。

 CODELCOチームの1人が、最初に救援カプセルに乗ったマヌエル・ゴンサレス氏だ。鉱山事故の救出では20年の経験があるベテラン。全員を救出するまで地底にとどまり、作業員に必要な指示を与える。「幸運を祈ってるぞ」。地上で待機する救援チームのメンバーに声をかけられ、「じゃあ、後で」と言って縦穴の中に姿を消した。

 地下に下りるのに16分、最初に救出されたフロレンシオ・アバロスさん(31)がカプセルに乗ってから地上に上がるのに15分。ほぼ事前の想定通りのペースだったが、地上のチームには長い時間に感じられたようだ。足踏みしたり、縦穴をのぞきこんだりと、落ち着かない様子が中継映像を通じても伝わってきた。

 「ウィンウィンウィン……」。カプセルが地表に近づいたことを知らせるサイレンの音が響き、やっとほっとした表情が浮かんだ。カプセルの先端が顔を見せたときには、中継映像のカウンターは作業開始から51分30秒を示していた。


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Posted by 編集長 at 01:55│Comments(4)感動した話
この記事へのコメント
救出されるシーンをみて、涙があふれました。最後の現場監督が救出されるまでは気がぬけません。
Posted by ひよこ豆ひよこ豆 at 2010年10月14日 06:40
良かったです。33名で完了ではないので、ABCやBBCなどライブを見ておりました。ワイヤーや落盤の心配をしておりました。
Posted by 編集長 at 2010年10月15日 19:39
 
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